金融機関の一括更新とは
マネーフォワードMEでは、銀行、クレジットカード、証券会社、ポイントなどの情報を一度登録するだけで残高や支出の情報を自動で取り込んでくれます。
最新の情報を取得したいときは、ホーム画面左カラムか口座(登録金融機関)画面の各金融機関にある更新ボタンをクリックする必要があります。
ホーム画面左カラムに一括更新ボタンがあり、プレミアム会員の場合はこのボタンをクリックすることで一括で登録金融機関の情報を取得できます。しかし、プレミアム会員でない場合、この機能を利用できません。。
連携している金融機関口座が少ない場合は更新ボタンを1つずつクリックすればよいのですが、多い場合はクリックするのが手間です。
ブラウザ拡張機能のTampermonkeyを利用する
アイデアとしては、各金融機関の更新ボタンをクリックする操作を自動化する、です。
ブラウザの拡張機能であるTampermonkeyを利用します。Tampermonkeyを使うとスクリプト(JavaScript)をWeb上で簡単に実行できるようになります。
Tampermonkeyの導入方法は上記記事を参照ください。
スクリプトはこちら
ホーム画面で実施する場合と口座(登録金融機関)画面で実施する場合の2パターンを紹介します。
ホーム画面、もしくは 口座(登録金融機関)画面 にいるときに「Ctrl + /
」を入力することで、登録金融機関の一括更新を実施するスクリプトです。
ホーム画面
ホーム画面でaタグに”更新”と記述されているリンクを全てクリックするスクリプトです。
ホーム画面の更新リンクはaタグに”更新”と記載されているのでこのような実装にしました。
@match
で動作するページを指定することで、マネーフォワードMEのホーム画面でのみ動作するようにしています。
また、12行目と13行目の記述をすることで「Ctrl + /
」を入力したときのみ動作するようにしています。
口座(登録金融機関)画面
口座(登録金融機関)画面でinputタグに”更新”と記述されているリンクを全てクリックするスクリプトです。
口座(登録金融機関)画面の更新ボタンはinputタグに”更新”と記載されているのでこのような実装にしました。
@match
で動作するページを指定することで、マネーフォワードMEの口座(登録金融機関)画面でのみ動作するようにしています。
また、12行目と13行目の記述をすることで「Ctrl + /
」を入力したときのみ動作するようにしています。
懸念点・注意点など
2020年4月にWeb版サービスβテストなるものに参加しました。現在とは全く異なるインターフェイスでした。テストへの参加規約で禁止されているので画面イメージをアップすることはできないのですが、各金融機関ごとに情報を更新できるボタンがありませんでした。今後マネーフォワードMEの画面デザインが大きく変更になった際には、このスクリプトは動かなくなる可能性大です。
プレミアム会員でないと金融機関の一括更新機能は利用できません。ということは、プレミアム会員でないユーザが頻繁に金融機関への情報を取得することは運営にとってはあまり好ましくないはずです。本機能を利用するのは1日1回程度にした方が良いでしょう。
自己責任でお願いします!
まとめ
本記事では、ブラウザの拡張機能であるTampermonkeyを利用することでプレミアム会員でなくともマネーフォワードMEで金融機関の一括更新をする方法を紹介しました。
ブラウザ拡張機能をいれたり、スクリプトを記載したりといろいろ作業が必要ですが、この仕組みを利用することでWebサイトに対して色々な効率化がはかれます。是非お試しください!